札幌での快勝から一週間,ホーム埼玉での清水エスパルス戦.韓国代表のアン・ジョン・ファンのJリーグデビュー戦ということもあり,試合前からその話題だけは取り上げられていた.「欧州って清水か?負けへんで」の横断幕は個人的には好きだった.
元日本協会会長の藤田静夫氏への追悼もあり,選手入場前のコール・First Impressionもなく選手入場,そして一分間の黙祷.黙祷が終わった後に始まった「大脱走」は,スタジアムの雰囲気を一瞬で戦闘モードに突入させた.
前半は互いにミスが目立ち(前節と同じ),どちらかというと退屈な試合内容であった.ただし,エスパルスが低迷してる原因はこの試合を見て明らかになったのは確かである.そして後半開始早々,注目(?)のアン・ジョン・ファンが浦和の大ブーイングを浴びながら登場した.彼の登場は,退屈だった試合に刺激を与えた.明らかに相手の勢いが増してきた.そして後半28分,先制点を許すことになる.
しかし,今年のレッズは違う.今までならこのままズルズルと(最悪は追加点も許し)試合終了を迎えるが,今季はここから逆転も出来るのだ.とは言っても不安な気持ちを抱えながら迎えた後半終了間際,久々登場の石井俊哉の(珍しい?)ゴールで延長に突入.延長開始までの間,スタジアムは「好きにならずにいられない」で包まれる.着実に成長の感じられるチーム状態に目が潤む・・・そしてトゥットのVゴールで勝利!
1stと2ndの間僅か2週間.何が変わったのか分からないが,着々とチームは成長を遂げている.まずは降格圏内からの脱出,そしてJリーグ制覇の夢を抱きつづけ,これからも一歩一歩でいいから更なる成長を期待できる状態にある事を実感する.
ちなみに,デジカメが壊れてしまって今回のスタジアム撮影は断念・・・ |