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02年11月4日早朝6時半,初冬の朝の底冷えが国立競技場周辺を包み込んでいた.それにもかかわらず,熱い気持ちを抱いた浦和サポーターたちの並びの列は競技場から千駄ヶ谷まで続き,折り返して尚成長を続けている. ![]() 開門は11時.並びの列は国立競技場から始まり,代々木体育館を回って競技場近くでさらに折り返し再度千駄ヶ谷周辺まで伸びているようだ.「初のタイトル」その言葉の重みが全てを物語っていた. ![]() 試合開始1時間前,浦和サポーター席から続々とフラッグが上がり始める.サポーターたちの呼びかけでそれぞれが思い思いの旗を持ち込み,掲げる.スタジアムは”旗の海”と化した.そして,試合開始が待ちきれん!とばかりに「We are Reds」コール.スタジアムは徐々に戦闘モードへ突入していく. ![]() 午後2時,選手入場.そしてキックオフ.序盤は決勝という大舞台ということで硬さが感じられた.硬さも取れた頃からは一進一退の好ゲームが演じられていた.しかし終始決定的チャンスがつかめず時間だけが過ぎていく.後半10分の小笠原によるアンラッキーなゴールが決勝点となり,何度かチャンスを作ったがナビスコカップ準優勝を告げるホイッスルが鳴った. ![]() 試合終了後,呆然と立ち尽くす者・下を向いたまま固まっている者・言葉もなく表彰式をじっと見つめる者・目に涙を滲ませる者(私),最高の結果だけを求めてこの場に乗り込んだ全ての浦和サポーターにとっては受け入れられない現実である. ![]() 悔しい.しかし,「アンラッキーなゴールが決勝点の0-1のゲーム」という言葉以上に鹿島アントラーズとの力の差がまだまだあることを実感した試合でもあった.ただし,今日が終わりではない.今日が始まりなんだ!僕の気持ちは次のジェフ戦に向けることにする. 02年ヤマザキナビスコカップ決勝 0-1 Lose 準優勝 |